2000/5/31wed

●午前中、家事をすませて『アメリカン・ビューティー』をマイカル御経塚に
見に行く。水曜のレディースデイで女性客ばっっっっっかり。
そして買い物袋を下げている人が多かったから、主婦層ですね。いいなぁ。
主婦のみなさん、シネモンドにも一度来てね。
●知人の加茂さんから「絶対見て! できれば夫婦で。子供の面倒なら
見ててあげるから」と強力推薦されたのでした。見るつもりでいたけど。
見てみて、なぜ彼女はああも推薦したのか、そっちの方が気掛かりになって
しまったー。もしかして、傍から見るとあんな夫婦に見えてるとか?!
もしくは、このままだと、あんな夫婦になってしまうよってこと?!
●面白かったけど、なんでアカデミー賞かなぁ、という気がしました。
●夜、『ナビィの恋』を劇場で見る。私はいつも先にビデオで見てしまうので、
フィルムで見るのは実は初めて。いやぁ、やっぱいいなぁ。よかったよかった。
で、明日がバイト班長の良枝嬢のバースデーということで、「もっきりや」で
乾杯。バイトの上野くんから『ハピネス』に1票入りました。

2000/5/30 tue

●朝9時半に劇場入り。事務所、狭いなぁ。メールをチェックし、
お客様への返事を送る。掲示板にもさっそく『ハピネス』への反応あり。
11時からグランド劇場で『エイミ−』を見る。この前予告編ですでに
涙腺をやられた私は本編ではもう涙ボロボロ。母親になってしまった事を痛感する。
一度親になってしまうと、親子ものはどうしても親の視点で見てしまうようになった。
もう、子供だった頃には戻れないのねって感じでやるせない気分になった。
●2時に石川テレビへ「rock films on summer」のスポット用の映像資料などを持って
打合せ。新たにチラシを作るので急がないと。
●『バレット・バレエ』のお客様はやはり若い人が多いですね。
でもその中にも50代後半ぐらいの方がいらしたりして、嬉しい驚き。
●夜、旦那が『ナビィの恋』を見に行く。帰ってきて開口一番「すごくよかった。
いい映画だねぇ」と言ってくれる。趣味も性格も恐ろしく違うけれど、
「これは心底いい」って思うものは違っていない、だからまだ結婚生活大丈夫。

2000/5/29 mon

●『ハピネス』のビデオを見る。見終わって頭を抱える。
これって…。すごくクセのある映画なので、はっきりと好き嫌いが出るだろうなぁ。

あとを引きそう。そこで、ホームページの掲示板でちょっと皆様の御意見を
聞く事にしました。
●引き続き、『マネートレーダー 銀行崩壊』をビデオで見る。
これは”女王陛下の銀行”と言われた英国の名門ベアリングス銀行を潰した男の話。

まだ記憶に新しい1995年に実際に起きた事件だ。
たった一人で1380億円という巨額の損失を出し、最古の銀行を潰した
28歳のトレーダー”ニック・リーソン”をユアン・マクレガーが

とてもリアルに演じている。
金融の事をまったく知らなくても充分楽しめる作品だ。
●『バレット・バレエ』に出演している中村さんの「ブランキー・ジェット・シティ」
の金沢公演に、お酒を差し入れるのに、私も行くつもりだったが、

5時すぎにということでスタッフの良枝ちゃんと竹田さんにお願いする。

2000/5/26 fri

●昨日、6月の会報届く。表紙がすっきりして、だいぶよくなったかな。
●朝、夏に行われる[POP HILL 2000]の関連企画のことで、
東京からいらした立川直樹さんと石川テレビで打合せ。
「(POP HILL 2000 presents)ROCK FILMS ON SUMMER」と正式名称が決定。
『ワイト島1970』他3本を2週間レイトで上映する。
●良枝ちゃんから田川律さんと『えんとこ』の伊勢監督が「もっきりや」に
いらしているから来るようにとの連絡。
伊勢監督と共通の知人筒井さんの話でもりあがる。
●夕飯の準備だけ済ませ、子供の面倒は旦那にお願いして夜7時から
「もっきりや」で『えんとこ』の試写へ。『えんとこ』の上映は、
「もっきりや」の平賀さんが中心になって、秋口にホールで上映されることに
決まっている。今夜の試写の目的の一つは映画の内容に賛同し、
上映活動に協力してくれる人たちを募ることらしい。
●仮死状態で生まれ、脳性麻痺の障害がある遠藤茂さんが『えんとこ』の主人公。
寝たきりになった遠藤さんは介護なしには生きていけない。
そして自分で介護者を募り、介護者たちに支えられて一人暮らしをしている。
『えんとこ』とは「えんどうさんのいるとこ」であり、「縁のあるとこ」。
このドキュメンタリーを見ていると、若い介護者たちが、遠藤さんの所に
癒されたり励まされたりたくさんの事を学びに来ているのがよくわかる。
遠藤さんは明るく物凄く積極的で、彼にひっぱられてみんなが動いている。
私にとってとても強く心に残ったのは、遠藤さんのお母さんの存在。
お母さんは近所に住みながら、介護は介護者たちに任せている。
食事を作っても、食べさせるのは任せているのだ。凄い人だなと思った。
身の回りの事をしてあげたくなるはずだのに、そうしないことで、親子共に自立
できている。伊勢さんの前作『奈緒ちゃん』の上映をしたいな、と思った。
●試写後、田川さんの手料理「カタハと大根、厚揚げの煮物」「変わりパスタの
サラダ」「レモンチキン」をみんなでいただく。カタハの煮物、
とってもおいしかったです。
今度、うちでもやってみよう。夜中の12時に帰宅。

2000/5/22 mon

●今日は朝から劇場勤務。暑いぐらいの陽気だ。
バイトは5月から入った新人今里さんともはやベテラン?!竹田さん。
●午後、「石川自治と教育」の方がお見えになる。
昔は武蔵に「丸越劇場」という映画館があって、
ヨーロッパの映画などを毎週やっていたそうです。
そこで『自転車泥棒』を見たのが忘れられないとおっしゃっていました。
映画の黄金期ですね。
●5時の保育園お迎えの時間が迫ったころ、ビターズエンドの定井さんから
『ロゼッタ』の公開時期は現状では無理との連絡。
しまったー! しっかり確認しなかったんだ! 
あわてて、別の作品の上映時期を動かせるかどうか、連絡を取るが
タイムアウトで保育園へ。
●夕食の支度もせずに仕事の続き。あちらこちらに電話をしているところへ
ダーリン帰宅。まずい! が彼は状況を一目見て夕食の下準備を始めてくれる。
ああ、ありがとう!
●というわけで、7/1からは『玻璃の城』ではなく、『ロゼッタ』に変更。
『玻璃の城』は7/15からになりました。

2000/5/20 sat

●一応週末はお休み。なのですが、今日は『どこまでもいこう』の宣伝のため、
中央小学校へ。知人の紹介でPTAの総会でちょこっと映画の話をさせてもらった。
『どこまでもいこう』は小学校5年(10歳)の男の子2人が主人公の話しで、
これは何よりも子供を持つ親御さんや先生たちに見てもらいたいと
強く思ったからだ。
●『どこまでもいこう』を初めてみた時、なんだか飛び跳ねたくなるぐらい
嬉しかった。この映画のプロデューサーはユーロスペースの社長の掘越さん
(私は元ユーロスペースの社員です)と、友人の松田広子さん(元「スイッチ」
編集者であり、『おかえり』(篠崎誠)『大いなる幻影』(黒沢清)などの
プロデュース作品がある)なので、どこか、友だちの子供に初めて会ったら、
なんだかものすごくいい子で、見どころがあって嬉しくなってしまった、
そんな感じだった。
そこには自然で説得力の10歳の子供達の姿があった。
自分の小学校時代を思い出し(私は東京の団地育ち)、学校の持つ独特の匂いまでが
甦ってくるような感覚。そして、10歳の子供達は子供達だけの世界では
大人が考えているよりずっとフクザツでいろんな事を考え感じていて、
ずいぶんとしっかりしているんだ、と思い知らされる。
●今、連鎖反応のように事件を起こしている17歳たちはこの映画に出てくるような
少年時代をもっていなかったのだろうか。

2000/5/19 fri

●自宅勤務。7月中旬までのスケジュールがやっと決まったのでマスコミ向けの
宣伝レターを書く。書きながら、本当にいい映画ばっかり、
とつくづく思ってしまった。『理想の結婚』『クッキー・フォーチュン』
『戦争のはらわた』『ミフネ』『玻璃(ガラス)の城』あたりは
私の個人的な超お薦め作品。それにしてもこれだけの映画が1ヵ月の間に見られる
なんて、東京だったらあっちこっちの映画館に行って、何ヵ月も待って、
となるところなのだから、地方のミニシアターってお特な気がする。
●『ロッタちゃん〜』前売券の精算のため、北陸ファミリーマートのオフィスに
行く。そうなんです。ファミマでシネモンドの前売券を扱ってもらうことが
あります。いまなら『バレット・バレエ』。
ただ、すべてのファミマというわけではないのでご了承ください。
●劇場に寄って見終わったビデオを渡し、郵便物のチェックをする。
『ナビィの恋』の入替え。思っていたよりもお客様の年齢層が高そうでした。
ただ、この映画は本当に老若男女、誰からも受け入れられる映画なので、
不安はなし。

2000/5/18 thu

●気持ちのいい朝。子供達を保育園まで徒歩で送っていく。
下の娘はまだ歩けないのでベビーカー。上の息子ははりきって歩く。
途中の公園でアリを見つけ、なかなか動かない。
●午前中は6月の会報のチェックと原稿を書いて終わってしまう。
週末に予定していた東京行きをやめることにする。
「地中海映画祭」をどうしても見たかったのだが、カンヌが
終わったばかりのところで配給会社に顔を出すのはやはり、タイミングが悪い。
興奮した話は聞けても、きちんとした文字資料や公開予定などは
何も決まっていないはず。「地中海映画祭」見たいなぁ。
やっぱりシネモンドで上映しようかなぁ。でも高いのよね、上映料…。
スポンサーでも探すか。
●午後、歩いて劇場へ。どこもかしこもツツジが満開で華やか。
シネモンドではリンパ腺がはれて微熱の良枝嬢といつも元気な竹田嬢がバイト。
配給会社に請求した資料がたくさん届いている。
その中に「国境なき医師団」からの資料と「1日50円キャンペーン」の
スポット用のビデオがあった。シネモンドでCFとして予告編上映して欲しい
との事。夜、ビデオを見て上映する事に決める。
今、たった今も飢餓で命を落としている子供達がいる。
子持ちとしてはいきなり、胸にせまってしまう。

2000/5/17 wed

今日はシネモンドは休館日。劇場からの連絡がないので、自宅兼オフィスは静か。
お昼にホームページ制作担当のはるかさんが打ち合わせで来宅。
ドメインネームについて疑問があったので、
シネマライズの友人、民ちゃんに電話で問い合わせてみる。とはいっても、
私も民ちゃんもちっともわかってないので、はるかさんと、シネマライズの
生駒君が話しをしてたのです。う〜ん、頼りになる若者たちだ〜。
打合せの後、スカラ座にアルモドバルの『オール・アバウト・マイ・マザー』を
見に行く。アルモドバルといえば、ユーロスペースに就職したての頃、
すでに宣伝にはいっていたのが、彼の『神経衰弱ぎりぎりの女たち』。
その後『バチ当たり修道院の最期』の宣伝を担当しましたねぇ。
外国映画に邦題をつけるのは配給会社の仕事なのだけど、
このすごい邦題を考えたのは当時社長の次に古株だった山崎さん。
ユーロスペースのあと、今年の3月までBOX東中野の総支配人をしていた人で、
BOXのHPに「山ちゃんの映画日記」を書いていて大人気コーナーだったのです。
彼がやめてしまって本当に残念。
夜、子供が寝ついた後、上映を検討している『ハネムーン・キラーズ』の
ビデオを見る。さすがに「『M』『サイコ』などと並び称される
「サイコ・キラ−映画の古典」「カルト映画の金字塔!」といわれるだけあって、
やはり、凄いわ。
思わず飲み会から帰って来た旦那に興奮してベラベラと話してしまった。
配給会社のケイブルホーグではずっと”カルト・クラシック・シリーズ”をやって
いて、これは第11弾になる。レイトでやろう!

2000/5/16 tue

午後から娘のポリオの予防接種に保健所に行く。が! なんと、
ポリオ接種後に死亡者が出たというニュースが昼頃あり、
接種をするか否かの判断が厚生省からまだ出ない、とのことで
30分ぐらい待たされ、結局金沢市としては今日は接種しないという決断。
実は1週間前にも接種に行ったのだけれど、
その時はちょっと下痢ぎみということでパスしたのでした。
というわけで2回も無駄足を踏んでしまいました。
とはいえ、恐い話だ。
保育園に娘を再度預け、戻ってくると良枝ちゃんがちょうど到着。
『理想の結婚』『クッキー・フォーチュン』『SLAM』などの宣伝打ち合わせ。
良枝ちゃんの本日の髪。限り無くプラチナブロンドに近付いていきつつある。
彼女大推薦の『橋の上の娘』のときはヴァネッサのようにキュートなショートに
してくれるのだろうか。

2000/5/15 mon

Rock Film Fest. Vol.2が毎夏行われるポップヒルの関連企画として、
7月22日から2週間に渡り上映されることが、
音楽プロデューサーの立川直樹さんの御提案で決まりました! 
上映作品は「ワイト島1970」「フィルモア・ラストコンサート」
「ジギー・スターダスト」「Let's all make love in London」の4本。
「ジギー・スターダスト」は再映だが、
ポップヒルに出演予定のYellow Monkyが大好きだ、ということで決定。
で、朝から「フィルモア〜」「ワイト島1970」のビデオを見る。
「フィルモア〜」は字幕なしだったので、また字幕付きを送ってもらうとして、
「ワイト島1970」はもう、予想外に面白かった! 
1970年英国南岸に位置するワイト島で60万人をこえる聴衆を集めて
一大ロックフェスティヴァルが行われた。出演ミュージシャンは豪華豪華!
ジミ・ヘン、ザ・フー、ドアーズ、ELPマイルス・デイヴィス、
ジョニ・ミッチェル、などなど彼らの演奏の素晴しさは言うまでもないが、
70年世代でない私にとって一番面白かったのは、フェスティヴァルを通して
ロックビジネスの暗部をさらけだしているところ。
キャッシュで出演料を今すぐ支払わないとプレイしないとゴネるミュージシャンと、
「愛と平和の祭典」になぜ警察犬がいるんだとスタッフに迫るヒッピーたち、
そして、彼らに板挟みになりながら史上最大のイベントをなんとかやり通した
プロモーターたち。
立場上、どうしてもプロモーターたちに一番興味がありました。

2000/5/12 fri

●『親指タイタニック』『SHOW ME LOVE』をビデオで観る。
『親指タイタニック』は相変わらずおバカでコンパクトなタイタニックだったわ。
そして『SHOW ME LOVE』、スウェーデン映画は『ロッタちゃん』だけじゃ
ないよー。内容はきっと観る前に知らない方が絶対いいと思うので
(私も資料をまったく読まずに観て驚いたから)言いませんが、
上映する事に内心?!決定。
観たすぐ後に『SHOW ME LOVE』の配給会社クズイエンターテインメントの
高橋さんから電話。ちなみにクズイの配給作品がこれから続きます。
まず、6/24〜30の『SLAM』(ポエトリー・リーディングの映画。
昼間1回上映)、そして7/1〜7の『MIFUNE/ミフネ』(ドグマ作品。
渋谷シネマライズで上映した作品。5つ星ものの傑作だと私は思う。
モーニング1回上映)。
●夜「もっきりや」で「プクプク」の打ち上げをやっている、というので
ちょっとその前に劇場に寄ってから、と思ったのが間違いで、
8時に劇場に着いていたのに「もっきりや」に着いたらもう10時だった。
「プクプク」とはシネモンドのスタッフ、福本さんが10日間だけ
マスターとなった喫茶店&BARで「もっきりや」の3階にあったお店です。
私は2回しか行けなかったんだけど、シネモンドの他のスタッフが
ケーキを作ったりカレーを作ったりしていて、
本当にうちのスタッフは仲良しだわ、と感心しちゃいます。
ちなみに福本さん手製のカレーは本当においしかったし、
竹田さんのチーズケーキとガトーショコラはどっちも甘さが押さえてあって
おいしかった(個人的にはチーズケーキの方が好き)、
よしえちゃんの”悪魔カレー”は辛いもの苦手でちょっとお腹の具合が怪しかった
私は遠慮しちゃいました。「もっきりや」ではもう宴は最高潮ーって感じで
特に本さんが壊れていてとっても楽しかった。行ってよかったー。

2000/5/11 thu

●昨晩、夜中過ぎに帰宅してから『親指スターウォーズ』をビデオで見る。
ああ、細かいパロディとおバカなギャグが好きだわ。
字幕翻訳者はきっと楽しい仕事だっただろうなあ。
配給会社によると、東京でのヒットもさることながら地方の映画館でも
軒並み頑張っているらしい。そんなわけで、6月の最終週に急遽レイト上映が
決定したわけです。あ、『親指タイタニック』も一緒に上映します。
●午後、『玻璃(ガラス)の城』の配給会社アミューズの高桑さんより電話。
高桑さんはなんと金沢で高校時代を過ごした、という金沢ゆかりの人なんです。で、電話の結果、7月1日からの公開が決定しました! 
『玻璃(ガラス)の城』は現在岩波ホールで公開中の香港映画『宋家の三姉妹』の
メイベル・チャン監督の最新作で、『ラブソング』のレオン・ライと
『風雲ストームライダース』の女優スー・チーが演じる甘く切ない恋物語。
香港返還を間近に控えた1996年の大晦日のロンドンで
一台の車が事故にあい、乗っていた男女が死亡する。
身元が判明し男の息子と女の娘が香港からロンドンへとやってくる。
子供達は最初は反発を覚えながらもお互いの親の事を調べ始め、
次第に親たちの青春時代がフラッシュバックで描かれていく。
親の恋と子供達の恋がダブルで進行する。
●観終わって、本当に久しぶりに大学の頃をリアルに思い出した。
誰かを一途に一生懸命好きになった時代。
誰にでもあるそんな”時代”をそのまま映像にしたような映画です。
主題歌の「Time to remember」が、陳腐な言い方だけど、
まさに”過ぎ去った青春の日々”を切なく回想させ、
すごくロマンティックで甘いけれどとても好きな映画です。
公開初日は香港返還の日、そして映画の日。

2000/5/10 wed

昼間は自宅で仕事。夕方劇場に顔を出す。今週で終わりだというのに、
「ロッタちゃん」の入りがいまいち。上映期間が長過ぎたのかな。
「ブエナ★ビスタ★ソシアル★クラブ」にしても最初のメイン2週間は
なんだったんだ、というぐらいラストのレイト1週間に集中してしまった。
4週間は長かったのか…。長くすれば入らず、短くするとお叱りを受ける。
むずかしいです。
夜、「Hole」を劇場で見る。ビデオでしか見られなかったので、やはり、
ツァイ・ミンリャンはプリントで見ておかないといけないでしょう、
ということで。今回のはミュージカルシーンがやっぱ笑えます。
劇場内は静かだったけど、私はくすくすしてました。それにしても、
ツァイ・ミンリャンの描く台北はいつも土砂降りだったり、むしむしと
熱そうだったりで、ホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンの描く台湾とは、
全然ちがう。ツァイ・ミンリャンのベタベタと肌にくっつくような
若い熱気に満ちた台北や、エドワード・ヤンの描く、
クールな近代都市台北。そしてホウ・シャオシェンの映画に出てくる緑濃い、
陶然とするような田舎の風景。ああ、行ってみたいな、台湾。
その後、「STOP MAKING SENSE」の試写。
いわずと知れた(いや、そんなことないか、今の20代の人は知らないか)
TALKING HEADSの音楽ドキュメンタリーで、
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ。1984年の作品のリバイバル。
ビッグスーツを着て、鶏のように首をクックッとつきだすデイヴィット・バーンは
かっこよかったし、おかしかった。
試写に美容院の「野澤」の野澤さんと月刊クラブの大西さん、
NHKの石田さんがいらしてくださった。
野澤さん以外はやはりTALKING HEADSのことを御存じなかったっす。

2000/5/9 tue

配給会社から送られて来た「プランケット&マクレーン」のビデオを見る。
主演がロバート・カーライル(「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」)、
ジョニー・リー・ミラー(「トレインスポッティング」)、
そしてリブ・タイラー(「アルマゲドン」「クッキー・フォーチュン」)という
豪華キャスト。18世紀半ばのロンドンに実在した
”紳士強盗”の二人組の話を基にしたエンターテイメント作品。
メディア・ボックスの森平さんより電話。「ビューティフル・ピープル」
(すごくいいです!)の上映時期の変更依頼。
またも7月スケジュールが決まらなくなってくる。
森平さんは明日から初めてのカンヌ映画祭に行かれるとか。
ああ、なつかしいなぁ。あの地中海の日射しや、海風。
祭り独特の華やいだような、浮き立つような気分。
いい映画見つけてきてくださいね。

2000/5/8mon

ホームページがなかなか完成しなくてすみません。
リンクなどどんどん張っていきたいので、張っていいよ、
という方、メールをください。
さて、ゴールデンウィークも終わり、
1歳と2歳の子供達が保育園に行ってくれて、やれやれです。
とはいえ、今朝は子供を病院につれていってから、登園。
気持ちの良い洗濯日和。山のような洗濯物をすませ
(でかけていた時の分ね)、
山のようにたまった仕事にとりかかる。
まずは今月の支払をすべく
銀行へ。さすがにGW明けだけあって、混んでいた。
GW中にトイレに落としてしまった携帯を買い替えるため、量販店へ。
迷ったあげくこれまでと同じJ-PHONEで別の機種にする。
データもすべてダメになってしまったので、
これから、新たに電話番号登録していかなきゃ、
7月のスケジュールに悩む。