親子が言い争うシーンのセリフが妙にリアル。思わず自分の家族を思い出してしまいました。 竹田[cinemonde] |
「歩く、人」
監督:小林政広 愛妻の三回忌に、 〈ストーリー〉 にじみ出る、父と二人の息子の不器用な家族愛。 北海道増毛町、酒屋を営む66歳の本間信雄は2年前にがんで恋女房を亡くし、家業を継いだ次男と二人暮し。長男は12年前に家を飛び出し、恋人と同棲しながら芽の出ないバンド活動をしている。孤独な信雄の唯一の楽しみは毎日片道8キロ、鮭の孵化場に通い、ほのかに恋心を寄せる職員の美知子と語らい、鮭の稚魚たちの成長を眺めることだった。2日後に迫った亡き妻の三回忌、久しぶりに息子と再会する。信雄はこの機にもう一度息子と歩み寄りたいと思っていた…。 3年連続カンヌ国際映画祭出品を果たした 本作『歩く、人』で『海賊版=BOOTLEG FILM』、『殺し』に続き3年連続カンヌ国際映画祭に出品を果たした小林政広監督。監督が16年前に書いたシナリオを緒方拳が再発見、「この父親役を是非演じたい」と申し出て、舞台を北海道に移し映画化。自身が育った家庭と家族との経験を元に撮り上げた『歩く、人』で、これまで描かれることの少なかった「男」の親子関係を「男」の視点で描き、見事に新境地を開いた。 |