【シネモンド作品賞】
1位:息もできない……………………………………………40票
2位:母なる証明………………………………………………23票
3位:キャタピラー……………………………………………21票
4位:(500)日のサマー……………………………………20票
5位:ケンタとジュンとカヨちゃんの国……………………17票
6位:ちょんまげぷりん………………………………………14票
7位:川の底からこんにちは…………………………………13票
   ミックマック
   アンヴィル!
10位:月に囚われた男…………………………………………12票
   ローラーガールズ・ダイアリー
   ハロルドとモード 少年は虹を渡る
   シルビアのいる街で

昨年、シネモンドで一押しした韓国映画『息もできない』が堂々の1位となりました。監督・主演のヤン・イクチュンの鮮烈なるデビュー作。大差をつけてのランキングです。ちなみに、今年のシネモンド押し押しの映画は2/19(土)から公開の『海炭市叙景』です。村上春樹と並び評されながら不遇に終わった伝説の作家・佐藤泰志の幻の小説がついに映画化! 原作文庫本も現在シネモンドで販売しております。とても力のある映画です。ぜひご覧ください。お楽しみに!

【シネモンド監督賞】
1位:ヤン・イクチュン(『息もできない』)………………10票
2位:大森立嗣(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」)… 6票
3位:若松孝二(「キャタピラー」)………………………… 3票

監督賞はこちらもヤン・イクチュン監督が1位に。『息もできない』2冠です。昨年は若松監督が舞台挨拶に来てくださり、『キャタピラー』も大盛況に終わりました。

【シネモンド俳優賞】

1位:ヤン・イクチュン(『息もできない』)…………………6票
   松田翔太(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」)
3位:ウォンビン(「母なる証明」)……………………………3票
   安藤サクラ(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」)
   寺島しのぶ(「キャタピラー」)

ヤン・イクチュン恐るべし。松田翔太と同票とはいえ、今年のシネモンドランキングの3冠達成です。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』から松田翔太と安藤サクラの2名がランクイン。安藤サクラの存在感は今年ぴか一でしたね。寺島しのぶ(『キャタピラー』)も今年の賞を総なめでした。

以下、アンケートの抜粋です。ご協力いただいたみな様本当にありがとうございました!

●映画館に最初に行ったときの年齢や観た映画、それからの映画人生について教えてください。
3歳くらい 美空ひばりの映画/幼稚園児の頃、「続 猿の惑星」だったか「最後の猿の惑星」の映像を覚えている。ちゃんとストーリーを覚えているのは、リバイバル上映された「十戒」。 それからはもう色々観て育ち、大学のゼミも映画で今に至る。/映画館に行った1番古い記憶は、3歳の時に連れて行ってもらった「セーラームーン」の劇場版第1作目です。笑 映画を観に「劇場」に行くということは「非・日常」のイベントとして幼い頃の思い出として印象強く残っています。 大人になった今、短編・長編問わず様々な「映像作品」に惹かれています。 気軽にDVDで観るのも良いのですが、大きなスクリーンで観る方が、その作品の世界に入り易くなり、印象が強く残ると思います。 「劇場で映画を観る」時間は、日常空間のなかで行える贅沢な時間だと思っています。/6歳くらい?ET/初めて行ったのはたぶん幼稚園の頃で「東映マンガ祭り」とかだったとおもいます。 その頃から当たり前のように映画があって、観てます。 映画って特になくても生きていけるものだけど、わたしにはとても大切で、わたしの人生を変えているくらいに重要です。。。/覚えているのは『ゴジラ対キングコング』。自分で初めてチケットを買ったのは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』。私の時間の円グラフは「仕事、映画、睡眠、食事」で分類できるかも。/小学生の時に映画館で見て記憶に残っているのは、ドラゴンボール等のアニメものと、ハリウッド版ゴジラと午後の遺言状(親に連れられて)です。学生時代はビデオで映画を見ることが多かったですが、リリイシュシュのすべては映画館で絶対見たいと思い遠出しました。それから映画館に少しずつ行くようになった気がします。ちなみにシネモンドで初めて見たのは、殺し屋1です。/小学校6年生のときにパニック映画「カサンドラクロス」を母親に連れて行ってもらった。なんて面白いんだろうと思い、それから映画好きに。第二波はテレビで観たフェリーニの「道」でした。/記憶として残っているのは、ディズニーの『101匹ワンちゃん』で2匹がスパゲティをちゅるちゅる食べているシーン。母はディズニーを信奉していて、東映まんが祭りには連れて行ってくれなかった。子供心にはまんが祭りを見たくて仕方なかったが、おかげでディズニーのマイナーな実写ものも小さい時からいろいろ見てることができた。字幕にも幼稚園のころから慣れていたように思う。/9歳 大脱走(記憶にある一番古いもの)/物心つく前だったので何を観たか覚えていないが、たぶん今はなき金劇こと金沢劇場だったと思う。  本格的に映画にハマッたのは、それから約二十年後、仕事の関係で愛知県に住み始めてから。同僚と映画を見に行って以来、毎年100本以上は映画館で必ず観るほどの映画好きになった。/東映まんがまつりを除いたら11歳に観た『ふりむけば愛』と『火の鳥 黎明編』の同時上映 映画館に観に行くきっかけになった映画は、24歳の時に観た『ゴッドファーザーPART3』 これ以降、雑誌のロードショーを買ったり、『レナードの朝』や『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などを立て続けに観に行って完全にハマりました。/初めて映画館に行ったのは幼稚園くらいで、ゴジラとかの映画では?? 記憶にありません。 シネモンドのおかげで、大人になってから映画をよく観るようになりました。 ありがとうございます。/小学生の頃、お正月には寅さんシリーズを家族で観るのが定番でした。中学生の頃に「ニューシネマパラダイス」が上映され、その頃からミニシアター系映画が気になるようになり、更に追い討ちをかけるようにリバイバル上映の嵐が起こり、いつの間にかずぶずぶと映画にはまっていきました。/18歳で初めて劇場で観ました。見たのはデジタルリマスターの「ニューシネマパラダイス」です。DVDで見ることも多いですが,なるだけ時間を見つけて劇場で観るようになりました。/小学校低学年のとき、人生初の映画館へ。家族で「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」を観ました。そこから中学生まで、友達と街遊びをするときにドラえもんやハリーポッターをみたりしていました。高校生の頃、「一人で映画を観てしばらく映画の世界に浸る」というのにハマり、一人で隣町にあるミニシアターへ行くように。大学生になって金沢に来てからは myミニシアターを「隣町の」から「シネモンド」に移し、高校以来続く「映画世界に浸って歩く帰り道」を楽しませていただいております。 )/小中高校時代は、友達と一緒に2年に1本くらい映画館へ行って「話題作」を観ていましたが、それほど映画ファンというわけではありませんでした。それが大学生になって、なぜかポスターにとても惹かれて観た「レインマン」に衝撃を受け、映画にはまりました。以降、映画館はいつもとても好きな場所です。 )/初めて映画を観に行ったのは、小学校中学年の時 奥能登唯一の映画館「飯田スメル館」にて。 観た映画はたいしておもしろくないアイドル映画でしたが、のと鉄道に乗って映画館にお出かけしたのがとてもわくわくしました。 その次にちゃんとした?映画館で映画を観たのは、大阪三越の最上階にあった劇場で。高級感あふれる、ややレトロな劇場で「ベティブルー・インテグラル」を観ました。 その時のポスターは今も部屋にはってあります。 )/ドラえもんを初めてみた、その後はたまに観るかんじ/10歳くらい?ET 映画は1人で行くことが多い/初めて観た映画は東映まんがまつり。 小5くらいのときです。 その後、映画には興味なかったけれど、109シネマで上映していた「シェルブールの雨傘」と「カッコーの巣の上で」の二本立てに父親に単に連れられて観に行ったけれど、「カッコー…」の映画で衝撃を受けてしまいました。こんなすごい映画があるのかと打ちのめされました。(中1の時。) と言っても、それからも映画館に行くことはなかったけれど、姉と一緒に「レナードの朝」や「ダンス・ウィズ・ウルヴズ」を観て、映画ってすごくおもしろい!すごくいいな〜!と思うようになり、またちょうど金沢の短大に通うことになり映画館にも行きやすくなり、この頃から映画にハマり始めました。 それで今に至ります。/10歳「東映まんがまつり」 その後、ジャッキー・チェン作品を中心としたアクション映画を好んで見るようになるが、16歳の時に見た「時計」によって邦画の面白さに目覚める。 シネコンの登場により年間100本を越えるようになり、2005年より年間200本を越える。/小学校低学年で、東映漫画祭り あたりだったかと・・・ 自分で映画を見に行けるようになってから、月一ぐらいの割合で。 結婚して、ずっと見てなかったのですが、 タイタニック をきっかけに見るように・・・ 現在は、週一で見たいなぁと思ってます。 好みの映画が、一時に上映されるのが、つらいですね。/濱マイクシリーズ 単館映画をよく見に行くようになりました。/9歳 E.T/8歳 ムツゴロウさんの子猫物語 高校生の頃オードリーの映画をたくさん見る(109裏の映画館) ウォン・カーウァイ監督映画が好きだった 初デートでシネモンド「踊るマハラジャ」を見る 以降シネモンドさんにお世話になっています 毎月のお便りを見るだけでも楽しみです/小学生位の時で記憶が曖昧ですが、金沢の映画館で幽遊白書を見た記憶があります。/『長靴をはいた猫』(東映まんが祭り) 保育園の年小か年中の頃 映画人生という大仰なものはないし、一人で映画を見に行くようなったのは中学からですが、この時の楽しい記憶が映画好きになる導入部に何らかの影響はあったのかもしれません/記憶にあるのは「生きる」が最初だと思う。大学生のとき「気狂いピエロ」をみて映画に開眼し、それ以後は年間数十本見た。キューブリック、ホッパー、小津、土本、篠田、加藤、マキノ、鈴木などに惹かれた。90年代以降は本業が忙しく離れていたが、一昨年金沢に着てから再開しました。/7、8歳?東映漫画祭りかな? 一時期あまり見なくなっていたけど、シネモンドのバカ映画枠がきっかけでほかの映画もまたよく見るようになりました。/40年ぐらい前の小学生の時に父に連れられて、コント55号のチンチン電車とか言うのを観ました。

(おまけ:総支配人・土肥の映画人生)

最初に行った映画館はおそらく日比谷のどこか。小学校低学年。ディズニーの実写映画で「灰色熊の一生」だったと思うのだが。 それからの映画人生? 教えられません。 パリで映画学科の修士に行き、日本に戻ってユーロスペースに就職し、レオス・カラックスやキアロスタミを宣伝配給し、1995年に縁もゆかりもない金沢に引っ越してきたらミニシアターがなかった!見たい映画がないと暮らせない、と思ったためにシネモンドを1998年に作りました。あれから12年。映画人生はつづく。


●シネモンドでどうしても気になってしまうことは?
中央の通路の前から3列目、足元にある誘導灯。 支配人が居るかどうか等。/上映中に109の館内放送がもれ聞こえること。/109のテナントの入れ替わりの激しい中、大丈夫でしょうか?/入口のベルは何度通っても恥ずかしくて鳴らすことができずにいるのですが、一度音色を聴いてみたいです。。。/ないです。皆さんマナーが良いと感じています。スタッフの方もとても感じが良いです。/経営大丈夫かと心配になる。ミニシアター受難の時代、シネコンに客を取られて消えてしまう事がないかと。シネモンド撤退すいると、北陸の映画の多様な選択肢が大きな打撃を受ける事になるのは必至だからだ。/スクリーンを前として左側の席に座ると換気扇の音が気になります。 券に記された番号が何番か気になっていつも見てます。/109のテナントが減ること/しょうがないけど誘導灯の光/観客が少ない/混雑時の行列/車料金 スクリーンに対して真ん中の位置が通路になっていること/真ん中や後ろだと段差が小さいので,前の人の頭が気になってしまいます。。。/サイトトップページのイラストは誰が描いているんだろう?/劇場の傾斜がゆるやかなので、前に大きな方が座ると画面にかかってしまいます。/私がいつも座っているお気に入りの席に ある日もっきりやのマスターが座っていたこと。/どうしてもというほどではないけど、入場してからトイレに行っていると、いつのまにか予告編が始まっていたりすること。 入ってから予告編が始まるまでの時間が短いような気がします。/オリーブオイル 美味しいやつ 嬉しい


●シネモンドへのご意見・ご感想をお願いします
頑張って下さい。応援し続けます。/シネモンドは金沢のカルチャーシーンになくてはならない存在だと思います。これからも素敵な映画を上映し続けてください!/地方ではなかなか観ることができない作品を上映して下さり、映画祭、こども映画教室、ティーチインと石川の映画文化の重要中心拠点だと思います。これからも期待しています。/いつもステキな映画の上映をしていただいてありがとうございます。 スタッフのみなさんも気さくな方ばかりで好きな映画館のひとつです。 東京で好きな映画館が数館閉館するようで悲しくなりますが、シネモンドさんにはぜひがんばってほしいです。。。 映画の素晴らしさをこれからも広げてください!/ちょっと遠いですが、通うに値する大好きな映画館です。 今は中華系ばかりですが、きっと他の映画にもはまると思いますので、ずっとずっと続けて下さいね。 何もできませんが、応援しています。/何故か映画のウエブサイドを観ていると話題作なのに、北陸では全く上映しない映画がある。そういう映画に是非目を向けて頂きたい。シネモンドさんしか見れないと言うとそれで他県からも足を運ばざるを得ないから。/椅子の座り心地や映画館の雰囲気は大好きです。映画を見ている間は自分やいろんなことを忘れていられるので、現実逃避しにちょこちょこ行ってます(笑) 私はそんなに映画好きでもなく、ただ予告やチラシを見て面白そうだなと思うものをみるのですが、シネモンドで映画を見ることがほとんどです。これからもどんな映画が上映されるのか楽しみにしています。/シネモンドは私にとってオアシスです。シネモンドがなければ生きていけません。応援してます!!!/駐車場2時間無料券が欲しい(最低1時間)心に残る映画の本数は無制限にして欲しかった(涙)/がんばって存続させて/いつも素晴らしい作品を上映していただきありがとうございます。シネモンドがなかったら私の人生は味気ないものになっていたでしょう。(大げさだけど本当)これからもシネモンドならではのセレクトに期待しています!/今年もシネモンドでステキな映画に出会えるのを楽しみにしています。/県内唯一、ミニシアター系映画を多く上映している映画館なので、応援しています。ただ、上映期間が短いので、見逃してしまうこともよくあり、それが残念です。/これからも面白い映画をたくさんおねがいします/たまにリクエストしますが、それが上映決定となった時の喜びはとても大きいです。小さな声にもいつも耳を傾けて下さってありがとうございます。 少し遠いですが、シネモンドが通える範囲にあって本当にうれしいです。 シネモンドがなかったら、私の映画人生でもかなり違っていたものになっていたと思います。(←決して大袈裟ではなく。) シネモンドがある限り、時間のある限り、シネモンドに通いたいと思います。 どうぞ、これからもたくさんのおもしろい、いい作品を上映しつづけていってください。/仕方ない事なんでしょうが 1本の上映期間が短くて、ワンチャンスを逃して、 見そびれたものがいっぱいあって悔しいです。 でも、 他の映画館と違って、2ヶ月近く前から予定がわかるので、うれしいです。/いつも、マニアックな映画ありがとうございます。