2月23日(土)から公開の『ふみ子の海』、原作者の市川信夫さんをお招きして、初日舞台挨拶があります。また、3月2日(日)・4日(火)にはバリアフリー上映も行います。ぜひこの機会に、ご覧ください。

■2月23日に原作者の市川信夫さんをお招きして
 初日舞台挨拶を行いました。

小学校、盲学校などの先生をしておられた市川信夫さんですが、大変お話しが面白く「ふみ子の海」が映画となるまでをお話ししていただきました。先の見えない世の中ですが、ご両親に怒られた時、夫婦で喧嘩をしてしまった時、(劇中、ふみ子が口にする)『はい、師匠!』と唱えれば心が明るくなるでしょう、といったこともお話ししてくださいました。


■バリアフリー上映
・日時:3月2日(日)・4日(火)各日とも10:10
・料金:通常鑑賞料金
    (一般1,500円、学生1,300円、シニア・会員1,000円)
    ※身体障害者割引(付き添いの方お一人まで)1,000円
★音声ガイド付き上映です。
 利用される方はFMラジオイヤホンをご持参下さい。
昭和初期の新潟。貧しさゆえに盲目となったふみ子は点字の存在を知り、盲学校への進学を希望する。しかし女に学問は不要という風潮の中、母の苦悩を知り、ふみ子はあんまへの道を選ぶのだが…。新潟県の高田盲学校で教鞭をとり、その生涯を視覚障害者教育に捧げた盲目の教師、粟津キヨさんの実話を基に、教師時代の後輩である市川信夫氏が原作を執筆した。ヘレン・ケラーの点字本を読破するふみ子の姿に必死に学ぶ者の静かな感動がある。思いがけず涙があふれ出る、晴れやかな感動作である。

「ふみ子の海」
●2/23(土)〜2/29(金)
 10:15/14:25
●3/1(土)〜3/7(金)
 10:10
[2006/日本/1時間45分
監督:近藤明男
原作:市川信夫「ふみ子の海」理論社刊
出演:鈴木理子、高橋恵子、藤谷美紀、遠野凪子、あおい輝彦
公式ホームページ →→→
http://www.fumikonoumi.com/
厚生労働省推薦 文部科学省選定(少年向き・青年向き・成人向き・家庭向き)
2007年山路ふみ子福祉賞受賞