7/7(金)に行われました、梶野彰一トークショウはおかげさまで満員の大盛況となりました! ここで、チケットを手に入れ
ることができなかった方、遠方のため来られなかった方、その他にもどんなトークショウだったのかな? と思った方々のた
めに! ここでトークショウの模様を一挙公開!! 先行上映終了後に、新竪町にあるsalon'Sui' で行われましたイベント
“Salone”もくつろげる、楽しいイベントとなりました! 
それでは、梶野さんのエスプリのきいたお話、とくとご覧下さい!

---えーと、それではそろそろ始めたいと思います。
  本日は、暑い中集まっていただいてどうもありがとうございます。 
  今日は、「ヴァージン・スーサイズ」の先行上映で、サウンドトラックが2枚出ているんですけど、
  そのうちの1枚を出している、L'APPAREIL-PHOTO bis(ラパレイユ・フォト・ビス)というレーベルの梶野彰一さんと、
  109の裏手にあるl'apres midi(ラプレミディ)という雑貨屋さん─レコードなんかも置いているお店の店長さんの
  近越さん(写真中央)と、同じく、お店の方の中川さん(写真右)(U-kenという名前でDJもされてます)。
  3人でトークショウをします。それではお待たせしました。お呼びするので、拍手でお迎え下さい。

左ー梶野彰一氏、中央ー近越さん、右ーU-kenさん

近越:こんにちは。とりあえず今日は、えーと、集まっていただいてありがとうございます。
   えーと、「ヴァージン・スーサイズ」のサウンドトラックをリリースされた、
   L'APPAREIL-PHOTO bisの梶野彰一さんです。

梶野:どうも今晩は。

近越:こちらが中川さんです。

中川:(ぺこり)

近越:とりあえず今回、トークショウということなんですけども、映画の方はわりと、
   音楽が重要と言うか、印象的な音楽が多いんで、それを気にして観てもらえると、
   ふつうに観るよりすごい楽しめると思うんで、そのへんの話とかを、梶野さんにしてもらおうと思うんですけど。

梶野:ハイ。

近越:まず、今回「ヴァージン・スーサイズ」のサウンドトラックをリリースする経緯について
   ちょっとお聞きしたいんですけど。

梶野:えっとー、もともとですね、あの、ぼくはアメリカには友達がほとんどいないんですけども、
   えっと、ファンタスティック・プラスティック・マシーンとか、嶺川貴子さんを、アメリカでリリースしている
   エンペラーノートンレコーズという所がありまして、そこのですね、スティーヴという、彼がですね、
   なんか日本に来る度にいろいろCDをくれるんですよ。
   で、そんときに、1コ、そのサウンドトラックがあるっていうことで。

近越:ハイ。

梶野:ソフィア・コッポラともなんとも書いてなかったですけど、なかにAIR(エール)って―フランスのバンドで、
   今のバンドなんですけれども―僕、すごく好きなバンドで、彼らのスコアが入っていたりして。
   で、それで、普段はアメリカの音楽に反応しない僕なんですけど、ちょっと、急にびびっときて。

近越:なるほど。

梶野:これは誰だ?って言ったら、ソフィア・コッポラの映画だっていうことで。
   で、何のビジュアルも、何の情報もないまま、これは出そうということになって。

近越:とりあえずあれですよね。選曲っていうか、曲だけは決まってて。

梶野:そうですね。

近越:選曲をしたのがスパイク・ジョンズじゃないんですか?

梶野:いや、ブライアン・・・

近越:あっ。

梶野:ブライアン・リエトゼルです。

近越:で、曲だけ決まってたんですよね。

梶野:そうですそうです。

近越:曲順とかはこっち(日本)で梶野さんが・・・

梶野:あっ、そうですね。アメリカ盤と日本盤、出ているんですけれども、日本盤の方は曲順を勝手に変えてと言うか・・・

近越:けっこう、曲順も印象的な曲順と言えば曲順で、わりと、間の曲間とかもけっこう・・・

梶野:はい。

近越:考えてやられているそうなんで。で、あと、アナログ盤とCDと出ているんですけど、両方ともアートディレクション、
   ビジュアルとか、を担当されたのが梶野さんなんですよ。で、そのへんについて。
   けっこう時間かかったと思うんですけど。

梶野:えーと、もともとアメリカからですね、全然ジャケットが来なかったんですよ。暮れなんですけど。
   それで、早くしないと、日本先行で出したかったので。でも、写真はどんどん来て。
   でも、写真を見ただけでもオッケーじゃないですか。

近越:そうですね。

梶野:で、デザインをこっちでやるということで。で、あの、映画が始まって最初のシーンで、いろんなロゴというか、
   手書きのロゴが出てくるところがあるんですけども、そこがスゴイ印象的だったので、
   そのロゴは生かしつつみたいな感じで。

近越:サントラ盤を買われた人もいると思うんですけど、わりと、インナースリーヴの写真とか―この写真もソフィアが、
   スチールで撮っている写真なんで、このへんとかもけっこう印象的なんですけど。
   あと、梶野さん、ソフィアが来日した時に、カジヒデキさんと、ソフィアと三人で対談というか、されたんですよ。
   その時の印象なんかを・・・

会場のお客様はやっぱり若い女子がいっぱいでした。

梶野:ええとですね、このぐらい(シネモンド劇場内)ぐらいのスペースで、なんか対談というか、
   公開のトークショウだったんですよ。それで、カジくんと、ソフィア・コッポラさんの間に挟まれ・・・

近越:挟まれ・・・

梶野:僕はどうしていいのか・・・

近越:わからず。(笑)

梶野:わからず。(笑)もどもどとしておりましたから。でも、ソフィア・コッポラってすごい、ええと、
   セレブな人じゃないですか。一応、お父様も有名な監督で。で、まあね、いろいろ成功されている方なので、
   セレブな人なのにと思いながらも、かなり気さくな感じで。で、やっぱり安直な感じでアレなんですが、
   x-girl以降の感じの雰囲気を持った、かわいらしい人だなという感じで。

近越:後は映画観てもらえばわかると思うんですけど、けっこう収録曲が80年代のいわゆる有名な10ccとか
   トッド・ラングレンとか、けっこういろいろ入ってるんですけど―僕は最初にトッド・ラングレンの曲が
   一番すごくはまるだろうと思っていたんですけど―後で梶野さんとかに聞いたら、
   AIRの曲が一番ディレクションのなかでは、すごいはまってると言われて。

梶野:そうですね。

近越:それで、使われている音楽の事とか気にしながら観てもらえたら・・・

梶野:そうですね。AIRって言うのはインストの曲なんですけども、回想するシーンとかあって、
   そこですごい、普通はなんか歌ものの方がそういうのにグッときたりするんですけれども、
   インストものでかなり映像と・・・

近越:リンクした感じ?

梶野:キラキラした感じというか、言葉では表せないんですけれども、鳥肌が立つという感じで。うん。

近越:けっこう選曲で、一曲、すごく迷った曲が、入れるのにどの辺に入れようか・・・

梶野:そうですね。HEARTという、70年代の、ええと、ハードロックと言うんでしょうか?(笑)

近越:そうですね。商業的な、わりと。

梶野:の、バンドなんですけど、他の70年代のヒット曲が並んでいる中で、そのHEARTはすごく異色だなという、
   浮いてる感じだったんですよ。でもね、その理由がソフィアと会った時に分かったんですよ。
   他の曲はブライアン・リエトゼルという人が選んでるんですけど、そのHEARTはソフィアがどうしても入れたい
   ということだったらしく、で、そういうのを聞いた後で見直してみると、
   HEARTの使われ方がかなり気合い入ってるかなと。

近越:先にサントラだけ聞くとちょっと浮いた感じするんですけど、

梶野:うん。

近越:でも、映画観た後だと、映画の中ではすごいはまってるんで、

梶野:鳥肌モンと言うか・・・

近越:鳥肌モンのね(笑)・・・

ちょっと照れ笑いの梶野氏(左)、U-kenさん(右)の手にはアナログ盤が…

近越:・・・なんか、すっごい場が盛り下がったとこで、(笑)
   今日は、この「ヴァージン・スーサイズ」の見どころというか・・・

梶野:見どころですか。やっぱり、こう、少女たちのですね、

近越:ロリータ。

梶野:ロリータと安直に結び付けてしまうと、僕の趣味に走ってしまうと、アレなんですけれども(笑)
   なんか、こう、一番危うい時期の、少女たちのですね、壊れやすい、気持ちを(笑)
   なんて言うのかな、守ってあげたぁいっていう感じ。それはなんか、男の目から観た感じ、かも知れないですけど、
   また、女の子から観るとその見方ってちょっと違うのかも知んないですけども、
   なんかそういう時期ってあったなあとか、そういう、うん、どっちにしてもね、なんか鳥肌な感じなんですよ。

近越:鳥肌な感じで。

梶野:うん。で、最後ちょっと・・・涙って感じかなあとか。

近越:当然、音楽も印象的なんですけども、映像とかもすごい、一枚一枚の写真じゃないですけども、
   スゴイ映像も凝ってて、話ももちろんいいんだけど、映像だけでもずうっと観れる映画っていうか・・・

梶野:そうですね。本当にね、ソフィア・コッポラっていろんなことをやってる人じゃないですか。
   で、写真家としても、ホンマタカシ先生の下、いろいろやってたりして。
   で、すごい、写真と言ってもそんな、いわゆる芸術的な、とかじゃなくて。

近越:そうですね。

梶野:やっぱり今の感じの写真の人なので。たとえば、逆光とかっていうのは、すっごい僕は印象的でしたね。
   光のはいり方とかが。

近越:そうですね。結構この写真(サントラ盤の裏ジャケの写真)とかは良い例というか、アレなんですけど・・・

梶野:光と影って感じで・・・

近越:感じですね。映画もそういう光と影じゃないけど・・・

梶野:青春の光と影って感じですよね。

近越:ですよね。で、くらい映画って言えば暗い映画なんだけど、でもあんまり感傷的にさせない感じというか、
   あんまりどろどろはしていないって言ったらアレだけど。

梶野:しんみりはしちゃうんだけど・・・なんか、ほのぼのもするというか。

近越:そうですね。

梶野:たぶんそれって、舞台が70年代っていうちょっと懐古的というか、レトロな感じもあるし、
   後、アメリカのサバービアっていうか郊外を舞台にしてて、やっぱり緩やかな空気が流れてるじゃないですか。
   そういうのもあるのかなとか思っていて。うん。

近越:後、この映画、梶野さん的にけっこう印象に残った部分とかって、ありますか。
   ただ、映像にしても音楽にしてもそうですけど。

梶野:(笑)

皆様くつろいでいらっしゃる模様…

近越:とくにまあ、何回も観れる映画じゃないですか。
   だからまあ、音楽軽く気にしつつ、観終わった後にまたサントラでも買って。

梶野:そうですね。

近越:サントラ聞いて、またもう一回観ると全然違った見方できるし。

梶野:でも、ここでくる、とか。何度も観てると。僕5回観たんですよ。だから、ここでくる、っていうのが分かって、
   構えて感動するって感じ。

近越:だから、使われてる音楽が分かるとよけいにすごい。

梶野:そうですね。なんか、僕らで話してるとどうしても音楽の方に行っちゃうんですけれども。
   なんか音楽の使われ方で、いろんなところで書いてると思うんですけれども、
   あの、予告編でも出てたりしたと思うんですけれども、レコードで、気持ちの告白みたいなシーンとかでも、
   スゴイなあとか。

近越:グッとくる。

梶野:僕らかなりグッときてたんですけど、でもある時、試写かなんかで、いろんな人がガーっているとこで観てた時に、
   その、あまりにもださださな方法というか演出に笑っている人もいたという・・・

近越:微妙なとこなんですよ。

梶野:かっこいいのとかっこわるいのってすごい微妙じゃないですか。

近越:だから、けっこう使われてる音楽も確かに微妙っていうか。
   だからちょっとズレたらもうダサい、HEARTにしても10ccにしてもダサいと言えばダサい音楽なんだけど・・・

梶野:かなりダサいですよね。

近越:でもなんか、ギリギリオッケーっていうか。むしろそれじゃなきゃダメだって感じですから。

梶野:逆になんか、ソフィア・コッポラがパッケージというか、
   映画の中に音楽と映像という形でパックにしちゃったことによって、すべてなんか、
   そっちに向かっていきたい感じがして。僕もかなりね。
   去年、年末ぐらいからそういう「ヴァージン・スーサイズ」動きをしてたんですけれども。
   僕、なんか60年代に固執してたというか、抜けられなかったんですよ。でもこれで70年代に。

近越:だから、ここまで最近の映画の中で音楽とリンクしているというか、ある意味。
   映像と音楽がここまでリンクしてっていう・・・

梶野:そうですね。あと、もう本当この時期に70年代というモチーフをポンと出してくるタイミングの良さと言うか。

近越:寝かし時と言うか。

梶野:寝かし時を。それはもう、川勝(正幸)さんの言葉を借りて言うならそんな感じかなあと思うんですけどね。

近越:今日来てる方とかには、あんまり音楽とか気にしないで観られる方も多いと思うんですけど、
   やっぱり、音楽を多少でも気にして観てもらえるとすごい、楽しめると・・・

梶野:そうですね。

近越:思うンですよ。

梶野:サントラとか買ってくれたら嬉しいっす。

劇場窓口は大忙し! 支配人ドヒ(左)が着ているTシャツはヴァージンTシャツ! 

近越:で、CDとアナログ出てるんですけど、やっぱりアナログのほうがいいですよね。

梶野:それはやっぱり映画でもね、レコードがモチーフになってて。

近越:レコードがモチーフになってるっていうのもあるんで、自分で針落として、
   トッド・ラングレン―1曲目なんですけど―聞く。

梶野:一応ね、針落として1曲目に流れる曲はA面の1曲目とB面の1曲目にしようと思って、あえて。

近越:なるほど。あえて。映画の疑似体験みたいのできるし。

梶野:でも、みんなあんまりレコードプレイヤーとか、持ってないんですよね。

近越:ああ。でも、持ってなくても・・・(笑)

梶野:買うべきでしょう?(笑)

近越:だから、もうこれだけでも一個の作品じゃないけども、飾っとけるし。
   ポストカードとか、アナログには結構特典とかもついてます。

梶野:なんかねえ、もうやりたい放題やっちゃったんですよ。アナログは。

近越:CDはもう、ブックレットとCDみたいな普通の体裁なんですけど、アナログは結構おまけとかあって、
   しかも限定ですよね。

梶野:アナログは限定ですよ、

近越:あともう・・・

中川:(中に入っているおまけをいろいろ取り出す)

梶野:あ、それは広告なんですよ。(笑)

近越:後50枚くらいしかないんですよね。

梶野:うちの在庫ももう、底を尽きつつ。

近越:秋からフランスでも「ヴァージン・スーサイズ」公開になるんですけど、もう既にフランスでもアナログがズラリと。

梶野:そうなんですよ。なんかフランス盤というのが出ていなくて(日本から)取ってくれていて。
   フランスのというか、パリの、僕、すごい好きなレコード屋さんがあるんですけど、そことかに並んでたりして、
   すごい嬉しいなと思って。

近越:だから、もうCD買われた方もいるとは思うんですけど、ここはあえて・・・、アナログ・・・

梶野:そんなにお世話になっても。(笑)CDでもいいですよ。(笑)

近越:アナログのほうが僕は・・・。二枚買い、するのがいいんじゃないのかなあとかって・・・(笑)思うんですけど。

梶野:(笑)l'apres midiで。

近越:そう。ぜひl'apres midiで。(笑)絶賛発売中なわけで。

梶野:営業上手ですね。

近越:いいえ。(笑)他、なんかあります?

 

中川:出演者の女の子って、これみんなアメリカ人なのかな?

梶野:そうですそうです。それで、あの、四女の役のラックスという子がいるんですけれども、
   一番なんかヤバい目をしている。彼女ですね。(ジャケを指す)彼女だけが本物の女優で、
   あとの子は、ソフィアの周りの知り合いとか、そういうので、ええと、
   本当に素人使ったみたいなことを言ってたと思うんですけどね。

近越:このラックスって、あの、有名なところで言うと、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」っていう。

梶野:あ、そうそう。

近越:あったんですけど、その映画で子役みたいな感じで、トム・クルーズと一緒に出てた女の子のおっきくなった版。

梶野:そうそう。でも、僕、その「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」って観てないんで分かんないんですけど。

近越:けど、なんか、印象ありますよ。目とか、もともとキツイ感じの目だったんで。
   結構出演者もなにげに大物どころが出てたりとか、

梶野:そうですね。脇役がすごい、しっかりしてますよね。

近越:主役は結構、危ういと言えば危ういんですけど、周りがしっかりと固めてて。

梶野:でも、演技はそんな危うくないと思いますけどね。

近越:そうですね。

中川:でもやっぱりビジュアルのせいかなあ。あんまりアメリカの子っぽく見えないンですよね。

梶野:ああ。

中川:なんか。そうは思わない?

梶野:そうですね。そうですかね。(笑)あの、長女の女の子って、MILK FEDのモデルとかやってるコなんですよ。
   (ジャケットの)一番右の。うん。よく、springとかのMILK FEDの広告なんかであのコよく出てるんですよ。

近越:結構、脇の俳優さんに注目するとまた、大物というか。

梶野:しっかりとした配役らしいですね。

近越:個人的には、学園のアイドルの男の子の現在みたいな感じで出てる、マイケル・パレっているんですけど、
   彼を使ってるとこが憎いなって。

梶野:ちなみに彼はどんな?

近越:彼は、なんって言うんですか、B級一Vシネっぽい感じの俳優さんなんですけど、
   それを持ってくるのがまた憎いなって。

梶野:なんか、彼も危うい感じで出てますね。

近越:危うい感じですね。映画全体が繊細で危うい感じなんで。

梶野:ですね。第一回監督作品だから。それに、ほら、よくいろんなことをしている人が撮る映画って、
   結構ヤバかったりするじゃないですか。本当に。

近越:そうですね。

梶野:でも、なんかスゴイ完成度の高いというか。それは思いました。

近越:短編とかは結構撮ってたらしいんですけど、長篇でここまですごい完成度ってすごいですよね。

梶野:それはやっぱりお父さんの・・・

近越:遺伝ですかね。

梶野:ええ。あるんじゃないでしょうか。

近越:今、彼女の旦那さんも結構有名な、スパイク・ジョンズっていう。もともと、ミュージック・ビデオとか・・・

梶野:そうですね。ビースティ・ボーイズとか、ファットボーイスリムとか。

近越:結構作ってる人で。最近、「スリー・キングス」とか有名な映画で俳優として出たりとか、
   あと、今度、シネモンドさんでも公開すると思うんですが、(*すいません、できないんです。)
   「マルコビッチの穴」とか・・・

梶野:これ、relaxでもう、出てましたね。

近越:コレ「ヴァージン・スーサイズ」と違っておバカな、ジョン・マルコビッチの頭の中に入るっていう
   設定なんですけど。それももうすごい話題というか。

梶野:夫婦揃って。

近越:すごいですよね。多才と言うか。

梶野:多才。というか、最近そのへんの。

近越:動きがすごい。

梶野:アメリカ西海岸系ってすごいですよね。

近越:そうですよね。

梶野:僕もそこに入りたくて・・・

近越:(笑)入らないと思いますよ。入れないですよ。(笑)あんまり似合わないですよ。

梶野:そうかなあ・・・

近越:・・・ゴメンなさい。(笑)・・・まあ、こんな感じですか。

梶野:はい。じゃあ、これからもフレンチ一本でいきます。

近越:いきましょう(笑)あの、もう、つまんない話は終わるんで。
   あとは、軽くインフォメーションがございますので。中川のほうから。

中川:えーとね、そろそろ本題の映画のほうに行って、実際観てもらわなければいけないので、短かめにいきます。
   8月19日にl'apres midiの主催で「escape」というパーティがあるんですよ。
   知っている人もいるかも知れないんですけど、no spaceというクラブでパーティをやります。
   音楽がわかる人もわからない人も、聞いている人も聞いてない人も楽しめる、すごいハッピーでいい感じの、
   気持ちいい感じのパーティになると思うんで、良かったらぜひ一度遊びに来て下さい。

近越:この終わったあとに粋〈Sui〉って所でイベントがあるんですけど、チケットもうないんですけど。

中川:この中にも来る人いると思うんで、また映画が終わったあとで、ゆっくりとね、楽しみたいと思いますんで、
   よろしくお願いします。

近越:あと、その、エスケープのチケット、今回、整理番号とか、ちょっとやらしい
   けど、入れさせてもらったんですけど、今日終わったら、劇場で先行発売なんで、やらしいことやってるんで、
   あの、御希望の方がありましたら、窓口の方で売ってますので。あと、今回のアナログと、
   梶野さんのレーベルから出てるセント・エチエンヌのアナログと、
   あと「ギィ・ペラーツ・フリッパー・コミック」という60年代のコミック作家の方の作品集を、
   劇場のほうで帰りに買えますんで。3枚とも限定になってるんで、よかったら買ってって下さい。お願いします。
   てな感じです。ありがとうございました。

 

さてさて、トークショウは楽しんでいただけましたでしょうか? 当日はたくさんのお客様をはじめ
関係者の皆様に、いろいろとお世話になりました。大変感謝しております。またこのようなイベントが
できるよう、これからもがんばっていきたいと思います。また、何かご意見、ご感想がありましたら
じゃんじゃんメール下さい! お待ちしております!     (シネモンド スタッフ竹田)

Salon'Sui'にてDJをするカジノ氏。

 エスプリ溢れる作品のリリースで内外より高い評価を受けるレーベル『L'APPAREIL-PHOTObis』主宰。
イギリスの人気バンド、セント・エチエンヌの日本オリジナルのプレミアム・アルバムのリリースや
最近ではピチカート・ファイブの小西康陽氏やグルーヴィジョンズの伊藤弘氏を始めとする数多くのアー
ティストからも絶大な支持を受けた60's フレンチ・コミックの最高峰『ギィ・ペラート・フリッパー・
コミック』の出版もてがける。
 また本作「ヴァージン・スーサイズ」のオリジナル・サウンドトラック(劇場&ラプレミデイにて
販売中!)ではリリースはもちろんアート・ディレクションやデザインも担当。
更に梶野氏は DJ として
田中知之氏(ファンタスティック・プラスティック・マシーン)と共にイベント「les plus」のオーガナイ
ズを務める。                        >>>> L'APPAREIL-PHOTObis公式ページ

 

「ヴァージン・スーサイズ」
詳しい内容はこちらをどうぞ。

 

渋谷店をはじめ都内各店で、初登場1位を記録。その後も、爆発的人気でチャート独走中のこのサントラ。
フレンチ・クラブ・シーンで見逃せない存在となっているエールが担当したスコア盤、
70年代のヒット曲満載のポップス盤、どちらも公開前にチェックだネ。

--タワーレコード金沢店店長 芳賀さん