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Web Cinemonde KANAZAWA! #002 community trade al | ||||||||||||
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金沢から発信するアートやカルチャーを紹介するページ、第2回はシネモンドでクッキーやかりんとう、オリーブ・オイルなどでおなじみの、コミュニティ・トレード“al(アル)”さんです。 さて、みなさんフェア・トレードという言葉は御存知ですか? フェアトレード(公正取引)とは発展途上国で作られた作物や製品(例えばタイのコーヒー豆など)を適正価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みです。つまり、巨大資本に労働を搾取されず、子供たちが学校に通えたり、生活を安定できたりするのですね。 もちろん品質も味もいいです。シネモンドでは、美味しくて、体にもよくて、しかも寄付ではなく普通の買物によって、自立の応援になるというこちらの商品を劇場受付で販売しております。 そんなフェアトレードの製品を取扱うショップと、地元の有機野菜と穀物を使ったカフェも併設する、コミュニティ・トーレド“al(アル)”の代表くずはさんにお話を伺いました。 ◎自己紹介とフェアトレードについて教えてください。 奥能登の生まれです。大学生時代は、赤い羽根募金もしたことがなくて、マックでバイト三昧でした。将来の夢も何もなくて、実は、生きていくのもなんとなくメンドクサイな、と思っていました。市内で幼稚園の教諭を3年間やったあと、2年間インドやタイ、フィリピンなどを放浪。帰国後、チャリティイベントを企画したことがきっかけで、フェアトレードを考える市民団体を立ち上げました。 ◎フェアトレード商品を取り扱うようになったきっかけを教えてください。 フィリピンの児童施設のこどもたちと出会って、あまりにもしっかりと、きょうだいや仲間で助け合い、きちんと暮らしていることに衝撃を受けました。施設の隅々まで、きれいに掃除して、洗濯や食事などの家事も淡々とこなしほんとうに素晴らしい子ども達でした。募金を受け取るときにいつも頭を下げている様子が、見ていてつらかったし、 自分もカンパを渡すたびにちやほやされて勘違いしてしまうのが怖かった。なので、出来るだけ対等な付き合いがないだろうか?と探していくうちに、フェアトレードに行き着きました。 ◎商品を取り扱うようになって、興味深かったこと、大変だったことを教えてくださ い。 商品のやりとりは、お互いの価値観のぶつかり合いです。 こちらは「決まった規格で作って欲しい」と思っていて、先方は「全部同じじゃつまらないからちょっとずつ変えてみました」と工夫してしまっていたり・・・そのズレのなかに、たくさん発見があって、大変で、でもおもしろいです。ココナツの殻を使った商品を作ったときには、「こんな、ゴミにしているものが素材でいいの?」と、フィリピンの人は戸惑っていましたが、私たちが誉め続けるうちに、「昔からココナツは命の木と呼ばれていて、捨てるところがないんだよ」などと言い出して。お互いのよさに気が付き合えるのが、フェアトレードのいいところだと思い ます。 ◎お気に入りの映画について教えてください。 「シン・レッド・ライン」が、今のところのベストワンです。戦争の狂気を描いた映画なのに、全体が、とても美しい印象で、忘れられません。 ![]() 右がくずはさんです。左はシネモンド劇場支配人。アルさんのお店にて。('07.06.27)
| コミュニティ・トレード al ■住所 〒921-8815 野々市町本町2-1-24 自然食品店「のっぽくん」内 ■TEL.FAX (076)246-0617 ■営業時間 10:00〜19:00 (デリは11:30〜14:30ラストオーダー) ■定休日 月曜日 ftc@k2dion.ne.jp ■URL http://www.h4.dion.ne.jp/~ftc/
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